シェイプレイヤーのパスのオフセットには様々な使い道がありますが、
比較的使えそうな以下2つの性質について紹介します。
・「角を丸くする」の影響範囲を変えたり、効果を強める。
・2重に使うことで線の結合の効果を残せる。
わかりにくいですが、上の動画のようなものを作れます。
「角を丸くする」の影響範囲を変えたり、効果を強める。
まず「角を丸くする」がどのような角に影響するか考えてみます。![001](http://ae-users.com/jp/wp-content/uploads/2014/02/001.png)
多角形や長方形などはもちろん、ジグザグやパスのウィグルで出来た角も丸くなります。
手書きのパスの場合はアンカーからハンドルが出ていなければ丸くなります。
![002](http://ae-users.com/jp/wp-content/uploads/2014/02/002.png)
パスを結合で出来た角が直線のなす角であれば丸くなります。
しかし、結合部分の角だけではなく元の図形の角も丸くなってしまいます。
そこでパスのオフセットを使います。
![003](http://ae-users.com/jp/wp-content/uploads/2014/02/003.png)
このようにパスのオフセットを使用すると結合部分のみを丸くでき、さらに強さも大きくできます。
この性質を利用してパンツを作ってみます。
![004](http://ae-users.com/jp/wp-content/uploads/2014/02/004.png)
ピクトグラムなどの簡単な素材を作る時などに便利かもしれません。
2重に使うことで線の結合の効果を残せる。
パスのオフセットで大きくした分だけ再びパスのオフセットで小さくすると線の結合の効果が残ります。これを利用すると異なるパスを強力に結びつけることができます。
![005](http://ae-users.com/jp/wp-content/uploads/2014/02/005.png)
さらに「角を丸くする」では出来なかった、曲線で出来た角も丸くできます。
![006](http://ae-users.com/jp/wp-content/uploads/2014/02/006.png)
線の結合の組み合わせによりパスのくっつき方が変わっていきます。
![007](http://ae-users.com/jp/wp-content/uploads/2014/02/007.png)
「角を丸くする」で説明した結合部分のみを丸くするという性質も合わせて使うことができます。
![009](http://ae-users.com/jp/wp-content/uploads/2014/02/009.png)
使い道としては時間差でずらしたパスを繋ぐなどが考えられます。
![008](http://ae-users.com/jp/wp-content/uploads/2014/02/008.png)
最後に
パスのオフセットを2重に使用すると上手く描画ができないことが多いです。その時は値を調整したり、「角を丸くする」を使用してみると良いかもしれません。
既出かもしれませんが参考になれば嬉しいです。
動画に使用したプロジェクトファイルです。
offset(CS4)
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